TIB STUDIO Kickoff!に参加しました。

IdeaScaleジャパン株式会社は、2024年1月8日にご案内したとおり、SusHi Tech公式アンバサダーとして、SusHi Techの活動を支援しています。今回、2024年4月21日(日)に開催されたTIB STUDIO Kickoff!にも出席し、その内容をお伝えいたします。

SusHi Techアンバサダーとは

SusHi Tech Tokyo 2024 Global Startup Programに関心がありそうなスタートアップ企業、VC・投資家、メディア、一般の方に向けたイベント情報の周知、およびイベントへの参加の呼びかけ等の広報活動にご協力いただける企業・団体のことです。

TIB STUDIOとは

TIB STUDIOとは、世界中のイノベーションの結節点「Tokyo Innovation Base」を基点に、新規事業開発を得意とする多くのアクセラレータ支援企業などの協力を得てスタートアップ企業をサポートするプログラムです。

参加費は全て無料

審査に合格した場合、支援事業毎の各種支援が受けられます。

エントリーはいつでもOK

東京でビジネスを始めたい人ならいつでも参加OK。
募集期間などがないので、好きなタイミングで参加可能

事業アイデアに
支援のプロからフィードバック

エントリーをしていただくと、事業立ち上げのプロからフィードバックをお送りします。 ※数に限りがあります

アイデアに親和性のある
支援者とのマッチング

審査の段階から事業領域や希望に合わせて最適なスタートアップ支援者をマッチング。

事業フェーズに合わせた手厚い支援

「ビジネスモデル検証」や「MVP開発」など途中からの参加もOK。
事業のフェーズに合わせて最適な支援を行います。

TIBネットワークを活用した
幅広い支援体制

TIBに出入りしているパートナーや支援者との交流やマッチング機会の創出など、スタートアップの結節点となるTIBのリソースを効果的に活用します。

TIB STUDIO Kickoff!の概要

株式会社zooba 名和氏&株式会社デライト・ベンチャーズ 坂東氏

アイデア段階

株式会社zoobaのCEO:名和氏は、前職は情報システムのマネージャー職でした。起業するつもりは無かったが、日々の情報システム部門の業務のなかで多くの課題に直面し、「もしかしたら同じような悩みをもっている人がいるのでは?」という思いでアンケートを実施したところ、同様の課題を抱える企業が多いことが判明し、株式会社デライト・ベンチャーズからの支援により起業を決意したとのこと。名和氏が考えるアイデアは、すでにいくつもの競合があったが、株式会社デライト・ベンチャーズの坂東氏によると、名和氏自身が課題をもつ当事者であり、明確な課題と解決策の解像度が他社よりも高いため競合に勝てるサービスになると判断したとのこと。アカウントの考え方も明確になっていることも成功率が高いと判断して出資を決断した。

ビジネスモデルの検証

ビジネスモデルの検証は重要なプロセスであるが、アイデア段階である程度具体的になっていたものをリーンキャンパスで情報を整理した。市場へのヒアリングも行った。課題解決型のサービスは市場規模を把握しやすいため、投資対効果も予測できた。

そこまではよかったが、顧客の期待に応えたいという気持ちから、自分たちで考えた機能を多く実装してしまったことで失敗を招き、サービスの作り直しが必要になってしまったそうだ。

この失敗での学びはMVP(Minimum Viable Product)の重要性だった。
「MVP」とは仮説を検証するための「プロセス」であり、「ムダを省き、いかに失敗のダメージを減らすか」というマネジメント手法であるため、事業が縮こまってしまい目的を達成することが困難になると思われがちですが、実はそうではありません。コアサービスを提供し、信頼関係を築いた顧客からの要望を受けて機能を実装することでプロダクトが成長し、事業も成長していく。そして明確な利用方法(サービスの操作方法ではありません)をイメージできることも大切だった。

トラクションを得る

昨年5月にリリースしたZoomaが、軌道に乗りはじめたのは半年後だった。前述のとおり、顧客から優先順位付けされた多くの機能改善を要望された。名和氏は、これを顧客からの期待の大きさと考え、全集中で実装したそうだ。現在では多くの顧客から評価されるサービスになりつつある。

資金調達の苦労・出資を募る

名和氏は、数多くのベンチャー・キャピタル(VC)に断られたが、ある時、自分に目線を向けて話を変えてみたところを状況は変わっていったそうだ。事業者自身が明確に課題と解決策を提示できることも大切な要素でした。


株式会社BabyJam 田村氏&Studio ENTRE 中村氏

アイデア段階

田村氏はTikTokから流行したある曲の影響をうけて、SNSを活用したアーティストやクリエイターを繋げるサービスを創造した。このアイデアが存在するのか調査した結果、米国で同じようなアイデアを既にサービス化されていることを確認した。需要はあるものと考え、日本でもやってみようと考えた。SNSを活用し全クリエイターを繋げるサービスの原点だった。

ビジネスモデルの検証

アンケート調査を行ったが、それを鵜呑みにせずに実際の顧客や関係者の声を聴くことを重要視した。
SNSのインフルエンサーやインディーズアーティストやクリエイターの方々と対話し、その時に実際に契約金額もいただいた。まったく見ず知らずの自分自身にお金を払ってくれるということが検証にもなった。

トラクションを得る

インディーズアーティストとインフルエンサー、クリエイターなどを繋げるサービスであるが、田村氏は「小学生でもわかるプロダクトであること」を心がけた。できるだけシンプルにした理由は、作り手の主観で作っても本当に使いやすいものになるかはわからない。できるだけシンプルにして、その後に改善点を明確にしていくことを考えた。

Studio ENTREでは、エンターテイメント業界のチャネルが豊富にあり検証にも協力してくれた。そして音楽業界の構造や事情などのアドバイスもあった。ベンチャー・キャピタル(VC)は出資だけでなく成功への協力者(パートナー)として一緒に活動してくれる。

資金調達の苦労・出資を募る

エンターテイメント業界は、市場規模や成長、成功も判断がしにくいが、田村氏の熱意により「何かやってくれそうだ」と感じてStudio ENTREは出資を判断したという。

夢を実現するためのスタートアップを支援する

「情熱がある」「アイデアがある」「誰かの役に立ちたい」だけど一人では・・・と思う方は多い。
自分が解決したいこと、世の中を変えたいこと、叶えたい未来に向かって進む。
そのためのスタートアップスタジオです。

起業の上流工程に目を瞑って自分のやりたいことだけを進めてしまうと失敗することが多い。その上流工程を支援するのがスタートアップスタジオです。失敗率を下げ、成功率を上げることが可能になります。
初期のチーム作り、ビジネスモデルの検証、チャネルの形成など新規事業開発を支援するパートナーがスタートアップ企業を支えます。

IdeaScaleジャパンの取り組み

私たちは、新規事業開発やスタートアップ、イノベーション、カイゼンなどの成功率を上げるためのプロセスを仕組み化するイノベーション管理ツール『IDEASCALE』とグローバル・イノベーションマネジメント研究所(GIMI)の方法論を提供しています。
この仕組みはアイデアからビジネスモデルの検証、ビジネスプランのレビュー・承認、出資判断や予算割り当てまでプロセス化することが可能です。

私たちは、SusHi Tech公式アンバサダーとしてスタートアップ企業と新規事業開発、ベンチャー・キャピタル(VC)を応援いたします。


イノベーション管理ツール『IDEASCALE』
グローバル・イノベーションマネジメント研究所の方法論と国際資格
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