イノベーション管理ツール『IdeaScale』の導入ユーザーと様々な業界で活躍するイノベーターの方々との交流会が2024年9月27日に開催しました。
本イベントは、イノベーション管理ツール『IdeaScale』の機能アップデートだけではなく、業界で活躍するイノベーターの方々のエピソードに触れ、新しい発見や知識を得て自分自身をアップデートするためのイベントです。
イベントの概要をレポートします。
イノベーションのワークショップ
今回は初の試みで、来場者参加型のワークショップの開催を企画させていただきました。
このワークショップは、本来はGlobal Innovation Management Institute(GIMI)の研修にて実施する内容で有料研修のなかで行われるものです。
今回は無料にて皆さまに体験していただきました。
ISO56001(イノベーション・マネジメントシステム)概論
2024年9月10日に発表された「ISO56001」とIdeaScaleの利用について紹介しました。
経済産業省が推進するISO56001(イノベーション・マネジメントシステム)は企業が体系的にイノベーションを推進するためのフレームワークとして注目を集めています。
組織が変化できない理由は、『(マネジメントを)変わらない前提で「変わりたい」を推進している』ことで、例としては旧来のプロセスや手続き、旧来の人事評価や将来の投資よりもコスト削減を重視している点があげられます。
また、「やっていることが目的になってしまっている」こともあげられます(下図参照)。例えば、表計算ソフトでお金を掛けずにやっているが、やっているだけで目的の達成ができないといった点があげられます。目的を達成するための投資を行うことで市場や顧客に素早く価値の創出ができ、変化に強いビジネス組織を運営することができます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の最終形態はイノベーションであり、蓄積したデータからイノベーションを生み出します。ISO56001はこの最後のピースであり、イノベーションを起こす仕組みを提供します。
株式会社Sun * のソリューション紹介
株式会社Sun Asteriskの増渕氏より、「AI*deation」のなどのソリューションについてお話いただきました。
「AI*deation」では、「会社情報」、「活用したい強み」、「マーケットトレンド」を入力するとアイデアが大量に生成され、「サービス概要」「ユーザー」「課題」「手法y」「価値」といった情報が出力されます。
また、そのアイデアを評価することができ、いくつかの観点より点数付けやコメントを生成してくれます。
そしてそれをSun * 社の新規事業の知見から生まれたフレームワーク「Value Design Syntax」で具体化することができます。
「AI*deation」の特徴は、より短時間で、より幅広いアイデアを発散し、事業創造に繋げていくことができる点で、まさに今回のワークショップの内容とマッチしており、IdeaScaleとも親和性の高いシステムと感じました。
感謝と決意
ISO56001(イノベーション・マネジメントシステム)を知るとIdeaScaleの良さやイノベーションの取り組みが、どうしてこうなっているのかを知ることができます。イノベーションを促し、成功率を高めるための仕組みがIdeaScaleには備わっています。